漫画をキレイに保管する方法
自分では気づかないうちにお気に入りの漫画を痛めてしまっているかもしれません。
意外と知らない漫画を綺麗に保管・保存しておく方法を紹介しています。
漫画は苦手なものが3つある
水場や湿気など水に濡れるような行為
漫画に限ったことではありませんが、本は水に濡れると完全に修復することはできなくなります。
湿度を高くとも、60%以下に抑えると本を水気から守ることができます。
ちなみに漫画の長期保存に最適な湿度は30%から45%と言われています。
日差しや紫外線による日焼け
漫画の一番の大敵、日焼けです。
日焼けは紙自体に含まれるリグニンという成分が、光(紫外線)や酸素、熱によって変化してしまうことから、本の日焼けが発生します。
また、日焼けを引き落とす紫外線は、太陽光だけでなく、蛍光灯の光の中にも含まれているので、注意が必要です。
特に直射日光は漫画の劣化を著しく早めますので、少なくとも日が当たる位置に漫画や本棚を置くことだけは避けましょう。
埃やカビによる劣化と害虫の発生
害虫やカビはもちろん、埃は漫画の劣化を引き起こす大きな要因となります。
本専用のケースに保存したり、カバーをかけるなどして、出来る限り埃を被りにくい状況下で漫画を保存する必要があります。
自宅で出来る!漫画の日焼け防止
可能な限り日焼けを防ぐ
遮光カーテンや紫外線をカットするフィルムを利用して、漫画に光が当たることを出来る限り避けましょう。
湿度の高い場所はNGですが、太陽の光や蛍光灯の灯りが当たらない暗所に保管するのがおすすめです。
透明カバーよりも紙のブックカバー
漫画を保管する際にブックカバーをつけていますか?
透明のブックカバーは表紙もしっかり見えて、本を傷から守りますが、光から漫画を守ることはできません。
また、プラスチック素材のため、表紙に張り付いてしまうこともあるので、要注意です。
利便性よりも、日焼け防止や本の保護を一番に考える方は、書店で貰えるような紙のブックカバーが最適です。
出来ればやりたい!最適な漫画の保管
漫画の帯ははずして保管する
漫画が好きな方は帯を取っておきたいという方も多いかと思います。
帯は漫画の取り出しや保管時に擦れて傷ついてしまうことがあるので、はずして保管するのがベストです。
密閉空間が漫画にとって最も安全
漫画は密閉された状態で保存するのが一番キレイに保管できます。
ビニール袋にひとつずつ入れるのが最も良いですが、1冊ずつの保管は非常に大変ですので、密閉できる透明なケースに入れて保管しましょう。
可能であれば防虫剤や乾燥剤を一緒にいれておくと、より効果を発揮します。
段ボールは湿気を溜めこみやすいので、絶対に使用しないようにしましょう。